2003年の実施から,高校の教科「情報」も5年目を迎えました。より良い授業の実現を目指して試行錯誤を繰り返しながらアイデアを練っておられることと思います。各地ではさまざまな研究会や研修会が開催され。授業案や教材の交流も進んできました。35回目を迎える本セミナーにおいても,関西大学の全面的な協力を得て,4つのワークショップをご用意いたしました。いずれも具体的な内容で,すぐにでも先生方の授業の中に取り入れていただけるものです。是非ワークショップにご参加いただき,先生の授業に活かしていただければと思っております。
一方で,情報社会の激しい変化に呼応しながら,情報科に対する要請も徐々に具体的なものになってきました。中でも「情報モラル」や「著作権」の問題を重視する声は強く,担当の先生方にとって悩み多き題材となっています。午後の基調講演,座談会は,テーマの主軸を「コミュニケーション」に据えました。生徒同士,教師と生徒,親と子のコミュニケーションをはじめ,異学年の交流,学校間の交流,あるいは国際交流なども想定しながら,授業の中でどう「コミュニケーション」の場面をしかけ,位置づけるかを考えたいと思います。こうしたディスカッションを通して,「情報モラル」や「著作権」の扱いについても,本質的な情報交換ができればと思っております。
本会発足時から主張してきたICTEのCの部分。「コミュニケーション」の効果とそれに取り組む意義を,いよいよ皆で考え,共有する時期が来たのではないかと思います。是非今回のセミナーにご参加いただき,授業のアイデアを持ち帰っていただくとともに,情報教育とコミュニケーションの接点について考える機会を持っていただきたいと思います。これからの情報教育を担う学生諸君にも多数参加してもらいたいと思います。
新緑が深い緑に変わりゆくこのよい季節,どうぞお誘い合わせの上,関西大学まで足をお運びください。
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