セミナー情報

ICTE情報教育セミナーみなとみらい
―これからの教育における教科「情報」の位置づけ―

 日本の教育を大きく転換させる議論がさまざまなところではじまっています。

 例えば,高大接続改革では,センター試験の廃止と新テストへの移行が議論されています。同時に,各大学がそれぞれの役割や個性に応じて,アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)を明確に示すことも求められています。これは,各大学が受験生に期待する資質や評価基準などを示した上で,それに応じた入学者選抜方法を採ることを意味しています。

 さらに,次期学習指導要領をめぐっては,いわゆる「アクティブ・ラーニング」が注目され,学びの方法を含めた大きな変革が訪れようとしています。中でも,情報科はこれまでの「社会と情報」「情報の科学」から,共通必履修科目としての「情報Ⅰ」と選択科目としての「情報Ⅱ」という積み上げ型の科目体系になり,必履修の「情報Ⅰ」の学習項目としてプログラミングが位置づくなど,大きな変化が起ころうとしています。

 今回のICTEみなとみらいでは,わたしたち教員がこの変革をどのように受け止め,情報をはじめとする教科指導や生徒の進路指導をどう変えていけばよいのか,そのヒントを探りたいと思います。

 セミナーは2部構成としました。第1部では,学びの方法の変化について考えたいと思います。そこで,埼玉県立浦和北高等学校の岡村起代之先生によるジグソー法を用いた授業ワークショップを体験していただきます。第2部では,高等学校の教育に大きな影響をもたらす二つの変革についてポイントを整理したいと思います。一つは,高大接続改革に先駆けるようにして昨年度初めて実施された,慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部の「情報」入試について,同大環境情報学部の植原啓介先生にご講演をいただきます。そしてもう一つは,平成32年度から実施される次期学習指導要領での教科「情報」をめぐる動きに関して,東京都立町田高等学校の小原格先生に解説していただきます。

 ご多忙な時期かとは存じますが,多くの先生方のご参加をお待ちしております。


日時 平成28(2016)年6月25日(土)13:00-17:00
会場 神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア(クイーンズタワーA 14階)

アクセスマップ
〒220-6014 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1
東急東横線・みなとみらい線 「みなとみらい駅」 下車徒歩2分
JR京浜東北線・市営地下鉄 「桜木町駅」 下車徒歩7分
主催 情報コミュニケーション教育研究会(ICTE)神奈川支部
資料代 1000円(ICTE会員は無料)
対象 情報科担当の高等学校教諭,大学・大学院の学生
定員 70名(定員になり次第,受付を終了させて頂きます)
プログラム    
12:30- 受付開始
13:00-13:10 開会挨拶・セミナー趣旨説明

13:10-14:40 ワークショップ:ジグソー法で展開する情報科のアクティブ・ラーニング

    岡村 起代之(埼玉県立浦和北高等学校 教諭)

14:40-15:00 カフェタイム

飲み物,お菓子をご用意します。ラウンジにておくつろぎ下さい。
15:00-15:50講演:SFCにおける情報入試導入までの道のりと実施状況

    植原 啓介(慶應義塾大学 准教授)

15:50-16:00 休憩
16:00-16:50講演:次期学習指導要領で教科「情報」はどう変わろうとしているのか?

    小原 格(東京都立町田高等学校 指導教諭)

16:50-17:00 閉会挨拶


申込・問合せ先

○情報コミュニケーション教育研究会事務局
 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-1 記録映画社ビル4階
 E-mail:icte@icte.net(アットマークは半角) URL:http://www.icte.net/
 FAX:03-3389-4395

※定員に達しましたので申込を締め切りました。たくさんのお申込み誠にありがとうございます。セミナー会場にてお待ちしております。