セミナー情報

第38回ICTE情報教育セミナー in 東京大学
―新学習指導要領の告示を控えて―

日時:平成20年5月17日(土)13:00~16:30 ,5月18日(日)10:00~17:00
会場:東京大学本郷キャンパス 福武ホール

研究会の様子 1日目

13:00~13:15 ワークショップ開催にあたって
  田邊則彦 (慶應義塾湘南藤沢中・高等学校教諭)
13:15~16:00 ワークショップ (各コース同時進行)
(WS1)教室でどう使うPodcast
田邊則彦(慶應義塾湘南藤沢中・高等学校教諭)
江守恒明(富山県立砺波高等学校教諭)

Podcastの概要や,教育現場での活用例などを紹介した。その後,「教室でどう使うPodcast」と題し,Podcastの活用場面についてグループディスカッションをし,プレゼンテーションを行なった。グループからは,インタビューへの利用や,数学で解き方を示すなどの様々なアイディアが出た。また,プレゼンテーションの様子を録音・録画し,GaragebandとiWebを用いて作品を制作した。
(WS2)ロボットで情報を科学しよう
小林道夫(神奈川大学附属中・高等学校教諭)

科学的な見方・考え方の育成に効果的だと思われる,ロボットでの授業展開を体験した。
二人一組となり,実験や計測を行なえる「レゴ サイエンス&テクノロジー基本セット」を製作し,発表した。
また,二人一組で「レゴマインドストームNXT」を製作・プログラミングし,競技を行なった。
(WS3)デジカメを活用した映像表現
前田康裕(熊本市立飽田東小学校教諭)
中川一史(独立行政法人メディア教育開発センター教授)

映像表現学習の授業展開例として,デジカメを用いたワークショップを行なった。
参加者は,デジカメで東大キャンパスを撮影。グループを組み,映像を組み合わせた東大紹介の作品を作り上げ,発表した。
写真選び,原稿作成など,学びの場面が多いことを確認した。
16:15~16:30 まとめ

研究会の様子 2日目

10:00~10:30 開会挨拶  鈴木克明 (熊本大学大学院教授)
         会場案内:福武ホールについて  水越伸(東京大学准教授)
10:30~12:00 ラウンドテーブル
 学力と情報教育―新学習指導要領で授業はどう変わるか―
 吉崎静夫(日本女子大学教授)
 黒田卓(富山大学准教授)
 中川一史(独立行政法人メディア教育開発センター教授)
中川>小学校では情報活用の実践力が各教科に散りばめられた。また,言葉と映像を用いた編集がキーになっていくように思う。

吉崎>情報教育でいう習得・活用・探求は何か,というのは避けられない。裁判員制度が始まる。立場が違えば,見方が異なる。どの視点から見ている情報なのか,気付かせることが大切である。

黒田>高等学校では,これまで接してきたメディアなどをメタ的な視点から見直す,という方向に行っていると思う。身のまわりの見落としがちなことにセンシティブでいられるか,ということがたいせつ。

また,フロアからは,教える内容が固まって,楽しい授業ができないのであれば「情報」の存在意義は薄れるのではないか,などの意見が出た。
13:00~14:45 シンポジウム
 メディアが変わる・授業を変える
 生田孝至(新潟大学副学長)
 日比美彦(NHK編成局ソフト開発センター エグゼクティブプロデューサー)
 水越敏行(大阪大学名誉教授/ICTE会長)
 司会:田邊則彦(慶應義塾湘南藤沢中・高等部教諭)
準備中
15:00~17:00 ICTEカフェ
 コーディネータ:田邊則彦(慶應義塾湘南藤沢中・高等部教諭)